市原臨海競技場へ行く途中、有楽町の「ニューキャッスル(中央区銀座2-3-1)」に立ち寄りました。駅から2、3分。大きな道路を渡ってすぐ。まあ、超有名老舗店だし、知っている人も多いはず。看板に描かれている名物おじいさんは亡くなり、今は婿養子のおじさんが家族とともに営んでいるそう。生前に会えなかったのは、ちょっと残念です。
こちらのカレーは量によって、京浜東北線の駅名で呼ばれていることは有名。少ない方から品川、大井、大森、蒲田。この先の隠れメニューもあるらしいです。頼んだ事はないですが。一応、大井が普通サイズとなっていますが、普通の人なら蒲田でも少ないぐらい。大森と蒲田には目玉焼きが付きます。
こじんまりとした店の中は、まさに昭和の雰囲気。20人も入れない感じでしょうか。で、いつもの→「辛来飯の蒲田(740円)」を注文。
ルーの中にはタマネギ以外の具は見えませんが、ミキサーでペースト状にした野菜や果物も入っているようです。結構、辛いですが、半熟の卵と一緒に食べると丁度良い感じになります。
実はここのカレーを最初に食べた時、正直なところ、おいしくないと思ってしまいました。ところがこれが、しばらくすると、また食いたくなるんですよねえ。
以来、私のカレー観が…って、偉そうですが(笑)…かなり変わりました。おいしいのは当たり前として、カレーには個性、つまりは「面白さ」が重要!その意味ではニューキャッスルのカレーには、ほかにはない面白さがあります。ちょっと、ほかでは味わえないのでは。量が少ないのは難点ですが、リストからは絶対に外せないカレーです。