2006Jリーグ第8節 対千葉(ホーム)
味スタにて千葉とのリーグ戦。東京はナビスコ横浜戦で使用した3バックから4バックに再び変更。ジャーンがベンチに入り、茂庭と増嶋のCB。ボランチの底には井野波が復帰。他は同じメンバーで試合に臨みました。
最初…本当に最初の最初、試合の入りは、それほど悪かったとは思わなかったのですが、その後は千葉に自陣を走り回られ、2失点。どちらも巻。ほかにもオフサイドや土肥のセーブに救われつつ、前半は終了。
後半に入ると、なんと東京は信男にジャーン、赤嶺と1度に3枚を投入!3バックにして勝負です。これが多少の効果を発揮。敵陣に攻め込む場面が増えますが、次の得点を決めたのは、またしても千葉。その後はPKと相手のミスで2得点したものの、自力では追いつくことはできず、2対3で敗戦…。
なにはともあれ、赤嶺のプロ入り初ゴールに祝!キーパーがこぼしたボールとはいえ、あそこで反応できることがストライカーの証明。後で映像を見たところ、ほかの部分でも動きは悪くなかったようです。プロの動きに慣れてきたようで、今後が楽しみです。
本格的に実力を発揮しつつある徳永、相変わらず全盛期の磐田クオリティーで頼りになる信男、個人的には頑張っていると思うけど、どうせ他の人たちには走らない、パスミスが多いなどと、悪い点ばかりを指摘されるだろう梶山など、見所もありましたが、点差以上の完敗であることは否めないところ。
梶山は昨シーズン、気づいたはずの「まずは良い守備から」の意識を思い出してほしいですね。ポジションや戦術、監督が変わろうとも、その気持ちは同じで良いはず。
最近の東京を見て思い出したのが、どこかのアナウンサーが実況中継について語っていたこと。その人曰く「取材で作った資料は、捨ててから実況に臨むべし」とのこと。新人のアナウンサーは往々にして、取材してきたことを無理に出しきろうとして、肝心の実況がおろそかになるそうです。まあ、本当に捨てちゃうわけじゃなく、それぐらいの気持ちで、ということらしいですが。
今の東京は選手たちが新しいサッカー、ガーロさんの理想を表現しようという思いが強すぎる気がします。身についてもいないのに。コメントを見た感じでは、ガーロさんが第一に求めているのは「気持ち」と「結果」じゃないかと思うんですけどね。携帯サイトで霜田さんが言っているように「理想と信念」はあるんでしょうが。
小平では新しいことに挑戦し、時には思いきり悩めば良いでしょう。その結果、本当に身についたものは、試合に自然と出てくるはず。まずはシンプルにやってみては? それで行き詰まった時こそ、監督の出番だと思うのですが。
その監督ガーロさんの奇策、効果については良く分かりませんが、少なくとも気迫は伝わりました。勝負師としての度胸のようなものを感じられたことが、この試合の最大の収穫だった気がします。
とりあえずはガンバ戦、3バックでいくような気がします。ついにノリオ対加地兄ちゃんが実現ですかね。厳しい戦いになることは間違いないところだけど、食らいついていってほしいものです。