2006/07 V・チャレンジリーグ 第1週1日目 対富士通(長野県・高森町民体育館)
2006/07 V・チャレンジリーグ 第1週2日目 対近畿クラブスフィーダ(長野県・伊那勤労者福祉センター)
チャレンジリーグ男子 試合結果 勝敗表(Vリーグ公式)
行ってきました長野県。行きは鈍行を利用。←こんな雪景色を眺めながら、早朝から6時間をかけて。今回の遠征は天気に恵まれました。考えてみれば1月の長野。大雪が降っていてもおかしくはなかったわけですが、何の準備もしていきませんでしたからねえ。
ただ、現地に行ってから気付いたのですが、実は目的地まで3時間弱で到着するというバスがありまして。しかもバス停は、我が家から一駅のところ。帰りに利用してみると、本当に便利でした。値段も1000円以上安いし…。1時間に1本ほどしかない飯田線に乗り、のんびりと行く旅も悪くなかったのですけどね。遠くに見えた雪山がきれいでした。
今回の大会は高森町と伊那市で行われたわけですが、良く言えば静か、はっきり言ってしまうと寂しいといった印象でした。隅っことはいえ、東京に住んでいる者の感想ですが。→市田駅前なんて、本当に何もなかったですからねえ。
会場はどちらも高台の上に。駅から15分との振れ込みでしたが、坂道をテクテクと歩いていると、それ以上に感じます。ところで今回の大会、FC東京も含めて4チームが参加していたのですが、1日目に市田駅で近畿クラブスフィーダの選手たちと遭遇。そのまま彼らも、体育館まで歩いていました。他の3チームはバスを利用していたのに…。
元々、廃部になったTOYO TIRESを引き継いだチームだけに、色々と大変なんでしょうか。ちなみにユニフォームの胸スポンサーは「こてっちゃん」でした。さすが関西。
街にポスターの一枚も張っていない中、どれほどの観客が集まるのかと思っていましたが、どちらの会場も盛況でした。7、8割は地元の学校のバレーボール部の子たちだったみたいですが。
まあ、彼らに東京のバレーボールを見せられたことは、長い目で見れば悪くない機会だったかもしれませんね。伊那市では加賀が、女の子にサインを求められていたりしたし、彼ら彼女らに、東京の選手たちが良い印象を残せていれば幸い。
肝心の試合ですが、我らがFC東京バレーボールチームは、開幕2戦を連続ストレート勝ちと順調な滑りだし。まあ、内容的には、もう一つといったところでしたが、昨シーズンは第1週でトヨタ自動車に喫した1敗で優勝を逃したわけで、きちんと結果を残したことは素直に評価したいところです。
伊東や福田が見せる、コースを狙ったスパイクはさすが。バレーはパワーだけじゃないというところを見せてくれました。ただパワーという点は、東京の弱点かも。その辺りは阿部に期待したいところでしたが、長野大会では出番なし。一応、ベンチには入っていたので、怪我ではないと思いますが。東京で見られることを期待してます。
さて、ほかの3チームですが、最も印象に残ったのが富士通。高さはないものの、スピードのある小気味良い攻撃を見せてくれました。2連敗スタートとなったものの、伊那では緑教員チームとフルセットの熱戦を展開。ストレートで勝った東京ですが、一つ流れが違っていたら、かなり危なかったように思います。特にセッター⑮野澤のトスワークは素晴らしかったですね。
それに、チーム全体が非常に明るく、盛り上げ方が上手!伊那では控えの選手が、地元の女子高生を自分達の味方にして、緑教員チームの応援に対抗。中立な立場だったら、ファンになっていたかも(笑) そんな風に感じるほど、好チームでした。
そしてリーグ戦で最大のライバルとなるはずの緑教員チームですが、正直いって相当に強いです。特にJTサンダースから加入した⑧飯塚の攻撃力は脅威。もちろん、噂のベネズエラ人⑯ルナ・カルロスも要注意ですし、相変わらずセッター⑫奥田はいやらしい。一方で妙にもろい時もありますが、乗せてしまうとヤバイですね。
近畿クラブスフィーダは、実力的には一枚落ちる印象。このチーム相手に星を落としたチームは、リーグ戦で苦戦を強いられそうですが、番狂わせを起こしそうな可能性は秘めている感じ。⑧藤沢のスパイクサーブはかなり強烈です。
東京の勝利に喜ぶ一方で他チームを見て、リーグ戦の厳しさを改めて実感した長野大会となりました。第2週は岩手にて、話題のつくばユナイテッド、そして強豪の警視庁と対戦。前半戦の大きな山場になりそうです。東京で吉報を待ってます。
余談ですが、Vリーグの公式ホームページにチャレンジリーグも試合結果やリポート、勝敗表を載せてくれて非常に便利。これだけでもVリーグに加盟した甲斐があったというもの。例え恥ずかしいリーグ名になろうとも(笑)