いやー、本当に来ちゃいましたか。
福西崇史選手 移籍加入決定のお知らせ
福西崇史選手移籍加入!(スナップショット)
いわゆる
第一報がスポニチによって報じられたのが、20日の朝。そして
22日の朝には、入団確定の記事が。以前から水面下で駆け引きがあったんでしょうけど、その表面しか見えない一市民にとって、ついていけなくなりそうなスピードの展開。何日もヤキモキさせられた、元千葉方面の方々の件とは大違い(笑)
それにしても、これほど東京のカラーに似つかわしくない選手も珍しいですなあ、良くも悪くも(笑) その経歴に燦然と輝く「優勝」「日本代表」の文字の数々。その一方、ネット上で見受けられる「さわやかや○ざ」「人間凶器」などの異名…。
正直にいえば、福西に対しては憎悪に近い感情を抱いた過去もあります。私の記憶に残る場面といえば
2005年のJリーグ第4節。栗澤のゴールで久しぶりに磐田を撃破した東京でしたが、この試合で加地が負傷。さらに藤山と泰成の怪我も重なり、SB不足となった東京は、連敗地獄へ…。この時、加地の左足を刈ったのが福西だったんですよねえ…。
その後、肝心の加地は西へ去り、あまつさえ
栗澤を…阿部じゃないです、栗澤です!…欠場に追い込むタックルをかますという事態も発生。というわけで、あの時のことは、きれいサッパリ水に流す…というより流れました。ようこそ東京へ!
今回は東京という土地の優位性を、改めて感じる移籍となりました。実際のところ、家族の事情などが福西の決断に、どの程度の影響があったのか分かりませんが。主要な大学が点在しているおかげで特別指定選手を使いやすいし、ファンにとってはアウエー遠征の際の交通手段が豊富だし…。まさに首都万歳!そりゃあ、良い事ばかりじゃありませんが、本当に大きな可能性を秘めた都市です。
まあ、こんな恵まれた地にJリーグ発足当時、どこのクラブも本拠地を置かなかったわけですから、文句を言われる筋合いはないですな。あっ、だれも文句は言ってませんか(笑)
千葉から阿部勇樹を獲ろうとした時の思惑とは、随分と違う人材のような気もしますが、移籍金も派生しないようだし、2億も3億も使わなければならなかったかもしれないと思えば、随分とお得な買い物。もっともフロントは
2年連続で罰金を払う用意をしておいた方が(笑)
ところで福西=削る、以外では得点力あるよなあ、ぐらいの知識しかない私ですが(笑) ゲームメーカーとしての能力はどうなんでしょうか?ワンチョペにルーカス、ナオ、ノリオを同時に起用すると、ほかに試合を組み立てる人がいない気が…。前線の誰かを削って、憂太や栗澤、梶山を使うことも考えられますかね。確かに福西効果で、戦術の幅は広がります。
ただ、スタミナや運動量の不足など、色々とネガティブな部分も伝えられてますし、あまり過剰な期待をかけるのも…。福西の力を疑っているわけではないですけど、チームの基本戦術にフィットするか、今野とのコンビが上手くいくのか、未知数の部分も多いわけですから。
特にワンチョペやエバウドの加入もあり、今年はメンバーが大幅に変わりそうなんで、一からチームを作り直すことになる可能性もありそう。怪我から復帰する金沢の状態がどうか、そして茂庭が…。実は開幕当初は結構、苦しむかもしれないと、密かに覚悟している私です。
この機会に、拾うのを忘れていた話題を。
大熊清、矢野由治 当クラブ退団について
うーん、どう考えれば良いのですかね。原さん以降の東京しか知らない私でも、大熊さんが東京にとって、いかに重要な人物であるか、理解しているつもりです。それがコメント一つ残さずに、クラブを去ってしまうとは思えないわけで。
多分、今後も代表のコーチを続けるにあたり、クラブからの出向という形にしておくより、退団という形をとった方が良いという判断があったんでしょう、給与なんかの面で。もう東京に戻ってこないとは思いたくはないのですが…。
まあ、それほど心配することじゃないですか。代表戦を見れば、あの大きな声が聞けるでしょうし(笑) オシムさんの元で多くを学び、グレードアップした大熊さんが、再び東京を率いる日が…それどころか代表の監督に…。東京ファン以外には、あまり評判の良くないみたいですけど(苦笑)頑張ってほしいですね。