2007/08 V・チャレンジリーグ 第7週(神奈川県・川崎市体育館) 1日目 対警視庁 2日目 対緑教員
チャレンジリーグ男子 試合結果(Vリーグ) 勝敗表(Vリーグ)
川崎市体育館といえば、思い出されるのが
2005年8月のサマーリーグ。チャレンジリーグ…当時はV1リーグ…で唯一、決勝リーグに進んだ我らがFC東京バレーボールチームが、格上3チームを相手に見事、準優勝の成績を残した会場。最も気付いたのは、初日の試合が終わった後だったりしますが(笑)
何しろ、あの時は冷房設備のない体育館の中は、灼熱の蒸し風呂状態。対して今回は、記録的な寒波はようやく、過ぎ去りつつあるものの、まだまだ暖房が必要な気候。それにサマーリーグの時はコートを2つ取り、男女同時進行で試合を進行していましたしね。風景が違って見えました。
オフィシャルが天王山とうたった今大会。対戦する相手はリーグ上位のチームで、しかも東京ダービー2連戦。初日は、この試合こそが真の東京ダービーとも言われている、対警視庁戦。あちら側には、緊迫感あふれる背広姿の一団が。どうやら警察関係者…警察学校の生徒さんだったとの噂も…だったようで。普段から鍛えているおかげなのか、いかにも腹から出ているといった感じの声による応援は、なかなか迫力がありました。
序盤は東京の大黒柱ともいえる伊東がらしくないミスを繰り返し、少し心配になりましたが、次第に調子を取り戻し、ストレートで勝利!警視庁は要所でのサーブミスが響いた印象。
そして二日目。前日、富士通を相手に、痛恨の3敗目を喫した緑教員チーム。試合前の練習は、いつも以上に気合が入っていたように見えました。しかし結果はストレート勝ち!相手に最後まで主導権を渡さない、完勝といって良い内容で16連勝を達成!2位以内が確定し、とりあえずはプレミアリーグとの入替戦、チャレンジマッチへの出場権を確保しました。
シーズン当初は今一歩、といった感じの阿部ですが、ここにきてエンジンが全開になってきたようです。コースを狙ったスパイクやフェイントなど、テクニカルな得点も増えてきたような。
数字を見て気になるのは、やっぱりサーブレシーブ成功率の低さ。二試合とも、相手チームに負けてますからね。特に緑教員チームより低かったのは、正直言って驚きました。まあ、それほど、この二日間の緑教員チーム…特に一部の選手…のサーブレシーブが酷かったんで。
今大会は地元・富士通が絶好調。上位チームを連破し、その勢いを見せ付けました。まあ、ここまで東京から唯一、セットを奪っているという例を持ち出すまでもなく、持っている力を考えれば、全く不思議な結果ではないですけどね。サッカーファンに分かりやすく表現するなら、いわゆる「調子乗り世代」に似た雰囲気があるチーム。この日は昨シーズンでチームを退団した、セッターの野澤…天皇杯で
ディアブロの一員として東京と対戦…の姿もあり、メンバー外の選手と一緒になって、盛大に盛り上がっていました。
きちんと計算しているわけではありませんが、あと1勝で優勝決定となるはず。
プレミアリーグの勝敗表を見た感じでは、どうやら1位抜けした時に当たるチームは、やはり因縁の相手になったようで…。
次週はジェイテクトの地元・愛知県刈谷市にて近畿クラブ、つくばユナイテッドと対戦。まずは1位突破を決める事が先決ですが、2位争いを考えると、つくばとの1戦は注目になりますね。ちょっと上から目線になりますが(笑)