明日からの2日間、東京・錦糸町の墨田区総合体育館にてV・プレミアリーグ墨田大会が開催されます。我らがFC東京バレーボールチームのホームゲームです。1月29日(土)はサントリーサンバーズ、30日(日)は堺ブレイザーズと対戦。
当日は東京ドロンパが来場するなど、さまざまなイベントもある模様。また、
東京ファンを対象としたチケットの優待割引もあり。
昨年12月から始まった4回戦総当たりのリーグ戦は、墨田大会で対戦相手が2巡。全28試合の半分を終了します。我らがFC東京バレーボールチームは、ここまで12試合を戦って5勝7敗。すでに昨シーズンの勝ち星に超えています。正直、これほど勝てるとは予想外。ファンとしてはあるまじき感想かもしれませんが(笑)
九州・宮崎で開幕を迎え、翌週は北海道。その後は大阪、高知、広島、富山という東京在住の選手たちにとっては、なかなか厳しいスケジュール。これに比べれば期間は長いとはいえ、サッカーのJ2リーグは少なくとも、2週に1度は東京で試合が見られる分、マシじゃないかと思ってしまいますね。
ここまで東京のリーグ戦は11試合を現地で観戦。各大会を軽く振り返ってみたいと思います。素人である上にかなり興奮しながらの観戦ゆえ、その内容の正確性については一切の責任を負えません。というか時間が経っていることもあり、細部に関しては殆ど覚えていません(笑)ご容赦ください。試合の詳細はFC東京バレーボールチーム公式サイト(
2010年の試合結果、
2011年の試合結果)とVリーグ公式サイト
(V・プレミアリーグ男子 2010/11試合結果)を参照のこと。
第1週 宮崎(2010年12月4日、5日)
開幕戦の相手、JTサンダースはオフシーズン、国体やサマーリーグでことごとく苦杯を喫した相手。個人的に相性の悪さを感じていたこともあり、半分冗談半分本気で、今年の裏テーマは「打倒JT!」なんて考えてました。最低でも一つは白星を…なんて思っていたらセットカウント3対1で勝利!初戦でいきなり目標を達成してしまうとは(笑)
翌日は東レアローズと対戦。全日本の選手を多く抱えているためか、リーグ戦はスロースターターの印象があるため、前日の勢いのまま連勝といきたいところでしたが、1対3で敗戦…。調子の上がらないゾボに替わって入った上場の奮闘で奪った1セットが収穫だったでしょうか。コート内だけではなく、控えにいる時にも見られた彼の気迫が最も印象に残ってます。
第2週 函館(2010年12月11日、12日)
九州で行われた開幕戦の翌週が北海道という、なかなか素敵なスケジュール(苦笑)チームは移動に関して、リーグから充分な援助を受けられているんでしょうかねえ?初日は豊田合成トレフェルサと対戦。フルセットの末に敗戦。ファイナルセットは、先にマッチポイントを取っただけに、勝ちたかった試合…というか、勝たなきゃいけない試合。翌日はパナソニックパンサーズにストレート負け。デュースに持ち込んだ2セット目終盤にサーブミスを連発したのは残念でした。
この大会、北海道出身の加賀と山内にとっては凱旋試合となりました。加賀は勝負所でフローターサーブをミスするなど、少し空回りましたかねえ。家族の前で力が入り過ぎたかも?山内は豊田合成戦に途中出場し、チームに流れを呼び込んでくれました。
第3週 堺(2010年12月25日、26日)
初日の対戦相手であるサントリーサンバーズは、直前に行われたバレーボールの天皇杯にて優勝。一方の東京は中央大学に負けてプレミアリーグのチームで唯一、ベスト8に残れず。対照的な両チームの試合となりました。結果は何と、リーグ4連勝で首位を走っていたサントリーにストレート勝ち!特に第2セット終盤、加賀が立て続けにブロックを決めた場面は大盛り上がりでした。まあ、冷静に考えると、サントリーは天皇杯決勝から中1日、前週の金曜日に敗退している東京は中7日…コンディションの差が如実に表れたかもしれません。
2日目は今大会のホームチームである堺ブレイザーズと対戦。幸先良く1セット目を先取した東京でしたが、その後は終始、主導権を堺に握られ、セットカウント1対3で敗戦。石島とエンダキのサーブが凄過ぎ…。この日は高校日本一になったという、梅花学園のチアリーディングチームが堺を応援。やっぱり、普段から鍛えている女の子約50人の声は威力抜群でしたね。あれは反則でしょ、
なおきさん(苦笑)
この週あたりから、ようやくゾボの調子が上がってきたように見えました。まだ、サーブの精度には、少しばかり問題があるようにも思いますが…。ようやく、
シーズン前に見た動画のゾボが本人だったと納得(笑)
第4週 高知(2011年1月8日、9日)
1月8日はゾボの誕生日ということで「ハッピーバースデー♪」で軽くお祝いした後に始まった、1stレグ最終戦となる大分三好ヴァイセアドラーとの一戦。ここまで全敗でオールストレート負けの相手に対し、今季初の得セットを与えてしまったものの、セットカウント3対1で勝利。内容的には4セット目で10点近く差をつけながら一時は追いつかれるなど、締まらない展開になったのは残念でしたが、プレミアリーグで唯一、実力的に負けていない相手から、しっかりと勝てたので良しとします。
翌日から2ndレグに突入。函館でフルセットの末に惜しくも敗れた豊田合成トレフェルサと2度目の対戦。この試合もフルセットに持ち込まれながらも、最終セットを取りきって東京が勝利!プレミアリーグ参戦後、初の土日連勝を飾りました。フルセット勝ちも初めて?サーブレシーブに難があった前田に代わり投入された橋場が活躍。
ちなみに勝利インタビューは2日間とも地元出身の山岡。最初から決まっていたような気もしますが(笑)故郷に錦を飾れて良かったですね。
第5週 広島(2011年1月15日、16日)
初日の東レアローズ戦は、現地で観戦することができず。東京はストレート負け。翌日、豊田合成と試合した東レを見た感じでは、調子が上がってきた印象。ここから上位へ上がっていきそうに見えました。
翌日はホームチームのJTサンダースと対戦。前日に続きストレート負け。この日はゴメスがサーブにスパイクに最後まで冴えまくり。2セット、3セットは取れるチャンスもあったと思いますが…。3セット目の終盤には、センターの加賀龍哉が足を捻って試合から退く羽目に。大事に至らなければよいのですが…。
この週から山本雄史がメンバー入り。試合にも出場し、プレミアリーグデビューを果たしました。昨シーズンは怪我に泣かされ、1試合も出ることができませんでしたからね。今後の活躍に期待。
第6週 氷見(2011年1月22日、23日)
初日は大分三好ヴァイセアドラーと対戦。この時点で未だにリーグ戦勝ち星なしの相手に、結果を見ればストレート勝ちでしたが、見ている方としてはストレスが溜まりまくる内容。とにかくコンビネーションが合わず、しっかりとミートしたスパイクが非常に少ない東京。サーブの調子がそれなりに良かったことは幸いでした。何よりも大分三好側のミスに助けられましたかね。3セット目の終盤、交代で入った阿部篤史が決めた2本のスパイク、山本雄史の2得点が唯一の盛り上がりどころとなりました。
翌日はパナソニックパンサーズ戦。前日の豊田合成戦に敗れて3連敗中の相手でしたが、あえなくストレート負け。コンビネーションは前日よりも良かったように見えましたが、一方でサーブの出来が悪く、掴みかけたリズムを自ら手放す場面が散見されました。この試合で山本がプレミア初先発。悪くなかったと思います。チャレンジリーグMVP、完全復活といって良いかと。
この2日間は広島大会で足を怪我した加賀に加えてキャプテンの橋場、ベテランの大庭といった選手が不在。代わりに杉崎大和、土屋がメンバー入り。そして上場が今季初先発。しかもポジションは本職のオポジットではなくセンター。今後も?
5つの勝ち星は、元フランス代表のゾボなくして挙げることはできなかったでしょう。一方で気分屋というか安定感に欠くところがある彼の調子が悪い時、アジア大会に日本代表として出場した上場が控えているのも大きいですね。上場はサブゾーンを積極的に盛り上げる姿勢があるのも好印象。これまでの東京には物足りない部分でしたから。彼らに加えて前田、鎌田という攻撃力のあるアタッカー陣を並べたことで、サイドアウトを取る力は向上しました。
多くの数値でリーグ下位に位置する東京ですが、サーブ効果率だけは第6週を終えた時点で2位を記録。これが東京の命綱になっているといっても過言ではないかと。アタッカー陣の攻撃的なサーブだけではなく、何気に加賀のフローターサーブが利いてます。良いサーブが入ることで、一気に試合の流れを掴める場面が以前に比べて多くなったと思います。
もっとも、色々な面で上位チームと力の差があるのは、素人目に見ても明らか。サーブレシーブの正確さ、センター線の速攻の安定感、ブロックの強さなど…残念ながら、同じリーグに属しているとは思えないほどレベルに違いがあるのは相変わらず。この差は選手自身の問題以上に、練習環境の違いが大きいような気もするので、なかなか埋めることは難しいかもしれません…。
現在、東京はリーグ7位。当初、個人的に思っていたよりは勝てているとはいえ、チームが目標とする16勝で4強入りはまだまだ遠く、チャレンジリーグとの入替戦を回避できる6位以内に入ることも出来ていない現状です。墨田大会はリーグ2位のサントリー、リーグ1位の堺という厳しい相手との対戦ですが、ホームゲームで勝利がほしいところ。
東京でバレーボールチームの試合が見られる貴重な機会ですので、FC東京ファンの方々には是非とも会場に足を運び、選手たちを応援していただきたいと切に願っております。
あなたの声が、手拍子が、拍手が選手たちをより高く跳ばせます!