2008/09 V・チャレンジリーグ レギュラーラウンド第5週1日目 対富士通(神奈川県・川崎市体育館)
2008/09 V・チャレンジリーグ レギュラーラウンド第5週2日目 対緑教員
チャレンジリーグ男子 勝敗表(Vリーグ公式)
V・チャレンジリーグ第五週。我らがFC東京バレーボールチームは1日目、富士通にフルセットの末に今リーグ初の敗戦。2日目の東京ダービーもフルセットに持ち込まれ、辛くも勝利しました。
先に現状の認識と今後の展望を。勝敗表を見ながら考えれば考えるほど、この川崎大会の結果は、仮にチームが1位でのレギュラーラウンド突破を目指しているならば…東京のファンが3月7日の土曜日に味スタと江戸川をはしごできる可能性が残る、という以外の意味があるのかは知りませんが…2連敗こそしなかったものの、最悪に近い結果ではあります。
現在の首位は、東京との直接対決の1戦のみを残して10戦全勝のつくばユナイテッドで、セット率…得セットを失セットで割った数値…は7.50。一方、1敗で2戦を残す東京のセット率は3.71。東京が2月21日(土)と22日(日)のV・チャレンジリーグ稲城大会にて、残り2戦ともストレート勝ちした場合のみ、つくばユナイテッドを抜いて1位になることができます。2日間で1セットでも失った時点で、つくばの1位が決定します。実は、つくばが東京トヨペット戦をストレート勝ちしていれば、最終戦を待たずに1位突破が決まっていはずだったんですよねえ。つくばが失った2セット目は、控え選手を数多く起用。
東京が稲城大会で負けた場合、下を見れば7勝2敗の3位ジェイテクト、4位警視庁に抜かれる可能性も。ちなみに2連敗しても、すでに4敗している5位の富士通には抜かれないので、4位以上は確定。ここで気になるのが、ファイナルリーグの組み合わせ。
ファイナルリーグの組み合わせについて
現時点で最大のライバルと思われるつくばとのアウエー戦は、どうやら避けられない状態になったようです。去年のことを考えると、つくばカピオのアウエー感は今季、東京が苦戦を強いられた愛知、川崎でのアウエー戦の比ではないことは確実。
2位の場合は15時開始、3位なら12時開始が多くなる模様。注目は仮に4位となった場合、江戸川と長岡での10時という試合開始時間。長岡に関しては、新幹線での2日間往復日帰りを目論んでいる身としては、始発を使わなければならないため、非常にキツイわけですが、転じて江戸川の場合、3月7日に味スタへの逆ハシゴが可能に。朝っぱらから試合をしなければならない選手の身を思えば避けたい気もしますが、相手も条件は同じですからね。
この2日間、競り合いでの弱さを見せてしまったのは、非常に残念でした。断じて相手チームを軽く見るつもりはありませんが、特に緑教員はエース級の働きを見せていた法政大学からのインターン選手である③古田を欠いていたわけで、ファイナルラウンドでの戦いに向けて不安になる内容ではありました。
1日目に関しては、富士通側の出来が素晴らしかったのも確か。特に⑭岩井の伸びやかで安定感のあるサーブには、最後まで手を焼きました。あれだけのサーブを打っているのに、サーブ効果率で上位にいないのが不思議でしょうがないのですが…。
2日目の収穫は、悪い流れを変えてくれた復活の山内、そして何と言っても初のメンバー入りを果たした杉崎大和!ピンチサーバーで登場した杉崎は、練習試合を見た方から聞いていた、ボールを上げた後に両手を広げるような独特のフォームで、相手のサーブカットを切り崩してくれました。
今大会は2試合とも、勝負所でのミスが目立ち、なかなか試合の流れを掴むことができていませんでした。特にセンターの速攻が決まらないと、セッターの選択肢が狭まり、攻撃がサイドに偏りがちに。当然、ブロックも狙われやすくなってしまうという悪循環。そして、雰囲気が悪くなったときにチームを引っ張れる選手がいないかもしれませんねえ。キャプテン中谷の不在は大きいのでしょうか。
レギュラーラウンドの最終週は稲城にて、首位のつくば、4位の警視庁と対戦。