2009Jリーグ第5節 対鹿島(ホーム)
この日の試合前、我らがFC東京バレーボールチームの昇格…予定…報告が。味スタのビジョンにチャレンジマッチの勝利を決めた阿部のスパイクが映し出された時、思いのほか胸にグッと来ました。当日は正直、感動よりも安堵の方が大きかったので、今ごろ実感が沸いてきたのかもしれません。
監督の吉田さんが挨拶した後、ピッチに入り、おもむろにジャージを脱ぎ出した選手たち。何をやるかと思えば、
こんなものを仕込んでいたとは!個人的には吉田さんだけじゃなく、誰か選手の言葉もほしかったところ。試合は見ていったんでしょうか。
そしてサッカーの試合。東京は東京はFWがカボレと赤嶺。MFにナオ、梶山、羽生、今野。DFはSBに徳永と長友、CBは佐原と茂庭。GKは権田。控えには平山、祐介、達也、浅利、大竹、米本、廣永。
開始早々の失点は、マルキーニョスのシュートがDFに当たっていたんですね。家に帰るまで気付きませんでした。さらに鹿島のルーキーに決められ、前半15分で早くも2点を追う苦しい展開の中、スローインから抜け出した羽生のクロスに赤嶺が頭で合わせて2試合連続ゴール!その後はペースを掴んで攻め込んだ東京ですが、2点目を奪うことができずに1対2で敗戦…。
鹿島の2つのゴールは、味方ならばシュート意識の高さやらゴールへ向かっていく姿勢を絶賛するでしょうけど、東京側から見れば1失点目は運がないとしか言えませんし、大迫のリーグ初ゴールは決めさせてはいけないシチュエーション。2人で対応しているわけですから。
ゴールデンルーキーとはいえ、高卒の選手の圧力で倒されてしまう程度のフィジカルしかない羽生をボランチで使っているのは、赤嶺のゴールを生み出した走りこみに代表される、ほかの部分での強みを期待しているはず。その効果が充分に発揮されていると言い切れない現状は、もどかしいものはありますね。
ゴール前にボールを送った時、その先に東京の選手が一人もいないことが二度、三度。個人的には、随分と以前から…3年ぐらいになるかも…気になっていること。ポジションに関係なく、それぞれがゴールへの意欲を持ち、ここぞという時にリスクを負ってもペナルティーエリア内へ侵入できる選手が増えてほしいところ。福西なんかは運動量が少ない割りに、しっかりと決定機に顔を出してましたよねえ。勘が良いのか経験なのかセンスなのか分かりませんが。
次節は今季、まだ勝ち星のない千葉と国立で対戦。勝利への欲求、前線からのハイプレッシャー、巻を狙ったロングボールの多用などが予想され、ACLで疲れていた鹿島よりも難しい相手となる可能性もありそう。昨季の最終戦の苦い思い出を払拭してほしいところです。