海の日に東京ドームで行われた
プロレスリング・ノア「DESTINY 2005」へ行ってきました。後で聞けば、なんと六万人を超えたみたいですね。最近のプロレス興行ではまれに見る成功ですね。←会場に入る時も大変でした。
勝因はやはり、目玉カードを最初に発表したことでしょう。何しろ「小橋健太vs佐々木健介」ですからね。最近の新日本が、なかなかメインのカードを決められないのとは対照的です。そして、とどめで「三沢光晴vs川田利明」!こりゃ入りますって。
驚いたのは進行。10試合を休憩なしでぶっ続け!間に余計な演出を入れず、とにかく試合だけを見せることに重きを置いた興行でした。賛否がありそうなやり方ですが、馬場の王道を最も色濃く受け継ぐ、ノアらしいといえばノアらしい。
個人的にはGHCジュニアヘビー級選手権「金丸義信vsKENTA」がベストバウトかと。ジュニアの試合でありながら、あの大きな器全体に技の凄みが伝わる試合でした。KENTAが新王者になったことで、ノアのジュニアに新しい未来が見えたことも良かったです。それにしても金丸はうまい!とにかく、技に失敗が少ないですねえ。これがプロレスでは意外と重要。
注目の小橋と健介の対戦は、予想以上でも以下でもなし。良い意味でね。三沢と川田は、さすがに全盛期のころには及ばないけど、悪くはなかったかな。問題は力皇ですねえ。このままチャンピオンとして売っていけるのか、ちょっと微妙かもしれません。とりあえず、ムシキングはかなり微妙(笑) 子供たちの応援も、かなり仕込みっぽい気が…。それにしても、△木●太郎はマスクばかりを…。好きなのか、命令なのか。そのままでも、充分いけるのにねえ。
今のところは順調なノアですが、これからは大変です。ドーム興行は一度やると、続けなければならないと聞きます。やめると銀行が融資を渋るようになるらしいとのこと。新日本は全盛期にドーム興行を増やしすぎて、今ではドツボにはまってしまってます。あまり無理をせず、いかに地道にいけるか。三沢社長のバランス感覚に期待です。