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FC東京などについての戯言。1974年生まれのパラサイトシングル(男)がお送りします。
by y.tokio
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ワシントンが間もなく帰国
 ワシントン選手の帰国について

 ワシントン選手の帰国便について

 触れるのが遅くなってしまいましたが、ワシントンが怪我の治療で帰国。併せて退団する事も発表されました。結局、実際にプレーを見ることが出来たのはアウエーの浦和戦と京都戦、そしてサテライトの草津戦だけ。そのうち2つは退場を食らう羽目に。
 ブラジルでの実績を見れば、その実力に疑いのないところなんでしょう。その真価を見ることは出来なくなってしまったわけですが。私の素人目には、彼のプレーの良さが分かったとは言い難いんですよね。「典型的なセンターフォワード」なんて報じられたわけですが、練習試合なんかではMFをやらされていたみたいだし。小平で見ていた人は、どんな印象を持ったんでしょうか。本人はゴール前に飛び込んでいくプレーが得意と言っていたようなんで、最近になってクロスの精度が上がっているノリオと一緒にプレーしていたら、良い結果が出たかもしれませんね。
 怪我も多かったし、日本の審判との相性も悪かったようだし、平山の加入もあったし、何よりも彼を必要としたはずのガーロさん自身が去ってしまったこともあるし、色々と不運が重なったのは事実。トーチュウの宮崎さんが、その人間性の素晴らしさに触れてます。

 Boa sorte, Washington(トーチュウ365日FC東京ゴール裏!)

 ギリシャや中国でのプレー経験があり、しかもユース時代にはアメリカに滞在していたことも。異文化の中で暮らす事になれていたようだし、日本で長く、助っ人として活躍する資質は高かったはず。少なくとも、ダニーロのようなことはなかったでしょうね。彼が持っていたであろう本来の力を、チームが生かすことが出来なかったことは、本当に残念です。ワシントンの今後のサッカー人生に幸多きことを。
 でもね、どこかの掲示板やらサイトやらで見かけた「犠牲者」「被害者」みたいな言い方は、どうなんでしょうか。はっきり言って嫌。日本とは比べものにならないほど、厳しい環境でサッカーをやってきたであろうワシントンに対して、かえって失礼じゃないですかね。
 正直に言うと以前から、彼に向けられた好意の一部に感じる「何か」に対する敵対心のような雰囲気が非常に不快でした。京都戦でのコールを巡る問題なんかもね。中心部から声が出ない中…あちらにも、それなりの考えがあったようですが…ワシントンのコールをした人達は素晴らしかったです。あの雰囲気の中、個人の行動では、なかなか出来る事じゃないですよ。でも、それ以上でも以下でもないでしょう。ネットの中で良い悪いを議論する問題じゃあないと思いますよ。結局は、スタジアムで表現されることが全て。
 もちろん、実際に行動するのは本当に大変なこと。軋轢もあるでしょうしね。それでも本当に「何か」を変えたいと思えば、やるしかないわけで。非常に難しいことですが、やるしかないんですよ。
 ワシントンは明けて今日の夜に、成田から発つとのこと。本当に彼を愛している人たちは、その気持ちを伝えに行くべし。これも行動。
by y.tokio | 2006-11-21 03:51 | FC東京
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