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FC東京などについての戯言。1974年生まれのパラサイトシングル(男)がお送りします。
by y.tokio
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意識の向け方…
 2007Jリーグ第21節 対柏(ホーム)

意識の向け方…_c0039323_1224332.jpg 年に一度のファイヤーワークスナイトが開催されたホームの柏戦。柏がJ1を降格した2005年は3敗1分、そして今年の初戦にも負け。最近5試合で一度も勝てていない相手。
 前節に大敗した東京は、大幅なメンバー、布陣の変更を実施。ツートップにルーカスと赤嶺。MFは右に信男、左にリチェーリ。ボランチは梶山と浅利。CBは今野と、怪我から復帰した藤山。右SBは徳永、左SBは金沢。GKは塩田を起用。控えには平山、福西、憂太、伊野波、茂庭ら。
 試合は後半、PKを決められて失点。一方の東京はゴールが遠く、0対1で敗戦。リーグ中断明けは、3連敗となってしまいました…。順位も一つ下がって13位。下を気にせざるを得ないですねえ…。
意識の向け方…_c0039323_13511564.jpg 前線に走れるメンバーを揃え、守備職人の浅利と藤山を中央に据えたことで、さすがに守備力は格段に向上。ここ数日の中では比較的に涼しかった気候、3試合をほぼ同じメンバーで戦った柏に対し、コンディションでアドバンテージのある新しい選手を起用したことも幸いしましたかね。前節5失点をした危機感も当然、あったでしょう。チーム全体で厳しい守備を見せてくれました。それだけに、負けてしまったことは本当に悔やまれます…。
 失点の場面、危険な位置でボールを奪われた梶山。そのまま自陣ペナルティーエリアまで菅沼を追っていった結果、PKを献上。でも自ら責任を取ろうとした、あの姿勢は本当に忘れないでほしいもの。塩田は、読みを当てただけに残念。
 攻撃の方では、途中から出てきた憂太が、本来の輝きを取り戻してきた感じ。ここ数年は、怪我と上昇の繰り返しなんで、そろそろ負のスパイラルから脱し、しっかりとレギュラーを確保してもらわないといけないんですけどね。個人的にはルーカスと憂太、梶山の絡みをもっと見たいところ。
 正直に言えば、この試合で見せた程度の内容が、最低でも前節の磐田戦で見る事ができなかったことが非常に残念。グラウンド状態も考慮し、この試合ではロングボールを多用した東京。さらに厳しいプレス。その結果、皮肉にも「繋ぐサッカー」を目指した中断明けの2試合よりも、拙いながらも、はるかに上手くパスが回せました。
 昨年から今年にかけて、新しいサッカーを模索している東京。それは新たに外国人監督を迎えた2006年も、たった1年の間を置いて帰ってきた監督が率いる今年も、同じだと私は思ってます。昨年の場合は、分かりやすかったのは確かですけど。
 サッカーのスタイルを変えること自体は、それがチーム力の向上に繋がるなら当然、否定されることではないでしょう。でも変えることを意識するあまり、最低限の大切なことを忘れてほしくないですね。球際は厳しく、そしてシュート意識は高く…。まあ「自分たちのサッカー」を意識しないとできない程度の完成度では、なかなか実戦じゃ通用しないでしょうし。
意識の向け方…_c0039323_1447579.jpg ルーカスとリチェーリは、もう少し周囲を使えると…逆に言えば、彼らの側に他の選手がいてあげないと。藤山の守備範囲の広さには、改めて感服。平山は随分と体が動くようになった印象。ただ、憂太が足を痛めた時、南が外に出してくれたボールをスローインで受けて、そのまま敵陣深くのサイドラインに出したのは駄目。相手のゴールキックにしてあげないと。どうしても追いつきたい一心だったんでしょうが。
 次節はアウエー浦和戦。首位チームとの戦い。ワシントンがいないというのは案外、守り辛い部分もあるんですよねえ。この試合で見せた球際の厳しさを、果たして今後も続けることができますか。
by y.tokio | 2007-08-19 14:59 | FC東京
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