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FC東京などについての戯言。1974年生まれのパラサイトシングル(男)がお送りします。
by y.tokio
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取り急ぎ、バレーボールチーム動向
 サッカーの天皇杯は、東京の初戦の相手が決定。そんな中で本日、もう一つの天皇杯では、我らがFC東京バレーボールチームが、一足早く初戦に臨みます。

 平成20年度 天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会 関東ブロックラウンドのご案内

 新体制になって初めての公式戦。というわけで、その前に、これまで取り上げ損ねてきたチームの動向について、今更ながら…なんか最近、今更ばかりですが…まとめて振り返り。8月21日、シゲこと吉田成伸の退団が発表されました。

 退団選手について

 公式戦では、ピンチサーバーとしてチームに貢献してくれたシゲですが、個人的な念願だった、本職であるセッターでのプレーを拝むことは、ついに叶いませんでした。アルアハリというドバイのチーム…サッカーのクラブW杯で来たアルアハリは、エジプトのチームですが…と、なぜか深川で練習試合を行った際、セッターとして出場したそうで、見ることができずに残念。
 携帯サイトの「バレーボール広報レポート」によれば、実家がある滋賀へ帰るとのこと。端くれながらもファンの一人として、チームを去る選手が、あれほど熱いメッセージを残してくれたことは単純に嬉しく、そして誇らしくあります。その言葉に報いるだけ、果たして彼を支えることが出来たか、ちょっと自信ありませんが…。飲み会ではなかなか話すことが出来ませんでしたが、最後に握手を交わすことができたのは、今にして思えば本当に良かったです。
 シゲの今後の人生に幸多きことを。また、どこかのコートで。

 そして、8月23日、東京は山梨にて国体の関東ブロック大会に。しかし1回戦で敗退し、今年も国体出場を逃しました。

 第63回国民体育大会関東ブロック大会(成年男子6人制) 1回戦 対千葉県

 相手の千葉県は、実質的には順天堂大学。くしくも天皇杯では同ブロック。順当にいけば決勝で対戦。借りを返したいところです。

 9月に入り、ようやく公式に新体制が発表。吉田が去りて吉田が来たる、というわけではないのでしょうけど、噂の新監督がチームに合流しました。

 吉田清司監督就任コメント

 吉田さんの名前を検索すると、出てくるのがこちらの本。以下、そこに書かれた著者略歴を抜粋。

 1959年岩手県盛岡市生まれ。筑波大学大学院修了後、日立女子コーチ、ソウル五輪女子コーチを歴任。専修大学男子コーチ・監督として佐々木太一、大関元樹、森川太地ら全日本選手を輩出。97年オーストラリア男子コーチ。専修大学で教鞭を執る傍ら、2001年より企業を母体としないクラブチーム、東京ヴェルディバレーボールチーム監督に就任。創部初年度にV1リーグ昇格を果たす。国際バレーボール連盟公認コーチ

 実は緑教員チームの監督を務めていたこともあったんですね。同時に就任したコーチの伊奈さんも、あちらからの移籍。バレーボールについては無知に近いんで、オーストラリア男子コーチなど、それぞれの実績にどの程度の重みがあるのか、正確には分かりませんが、北京五輪の全日本男子チームに同行するなど、分析の専門家であるアナリストとしては、業界で高い評価を受けている方のようです。
 また、伊東に続いて福田、大庭、益永のベテラン勢がコーチ兼任に。主将は中谷、副将は山内。ただし試合では、常にコートにいないリベロの中谷はゲームキャプテンになれないらしく、山内が務める模様。気になっていた部長は、今も(株)東京フットボールクラブ社長の名前が…どうするんでしょうね。
 その後、チームは大学生との練習試合を数多く実施。チームの現状を把握することが目的だったようです。9月6日には、明治大学で行われた練習試合を見学しました。この時点では、まだまだ中心となるメンバーは不透明。個々人では、鎌田が好調だった印象。この日のスパイクサーブをコンスタントに決められるなら、ピンチサーバーとしても期待したいところ。

取り急ぎ、バレーボールチーム動向_c0039323_6472544.jpg 9月12日から15日までは、国際武道大学にて強化合宿を慣行。新体制の始動が遅れたことで、あまり時間がない中、チーム作りの進み具合が気になり、10月13日の体育の日、念願だった深川体育館での練習見学へ。
 午前9時半から開始でしたが、予想通りに寝坊(苦笑) 体育館に到着したのは11時過ぎ。残り時間が気になりましたが、最後のフィジカルトレーニングが終わったのが午後2時ごろ。この日は4時間半、みっちりと練習したようで、充分に見学を堪能しました。
 選手はセッターの山内以外は参加していたようです。脚を怪我をしていた中谷は、まだリハビリ中。本人曰く、以前にも経験した怪我で、いわゆる「ネズミ」のような状態。骨が欠けてしまったみたいです。リーグ戦が始まるまでに、しっかりと復帰してほしいところです。
 実戦形式の練習を見た限り、現状でスタメンに名を連ねそうなメンバーは分かってきた感じです。公式戦を前に、チームの情報を外へ漏らすのは…なんてことも思いつつ、ぶっちゃけてしまうと、センターが加賀と巴特、レフトに伊東と橋場、ライトに阿部。この辺りが現状、吉田さんが軸に考えているメンバーかな、と思います。もちろん、まだまだ流動的ですけど。
 その後は個々に筋肉トレーニングを実施。そして全員が横一列に並び、体育館を横に往復し続けるインターバル走のような練習で締め。細かいルールは分かりませんが、遅れた人が脱落していき、最後に残った阿部による、力を振り絞ったラストランを拍手で迎えて終了。
 巴特は随分とセンターらしくなってきました。少なくとも攻撃は悪くありませんでした。この日、休みだった山内とのコンビが合っているのか気になりますけど。ブロック力が向上してくれば、期待しても良いかと。個人的には、彼がキーマンになるかな、と素人目に感じてます。
取り急ぎ、バレーボールチーム動向_c0039323_6484534.jpg 興味深かったのが→コートの脇に設置されたプロジェクター。ホワイトボードには、上から撮影したコートの映像が、時間差で流されてました。自分のプレーを、その場ですぐに確認できる仕組み。吉田さんのアイデアなんでしょうね。
 ここまで見た限りは、コーチ兼任となったベテラン選手が一歩引き、本格的に新しいチーム作りを始めたという印象。攻撃力の向上が望めそうな一方、安定感に欠けると長いリーグ戦では苦戦必至。その第一歩となる天皇杯。今後に期待が持てる、良い内容の戦いが見られることを期待しつつ、藤沢へ行ってきます。
by y.tokio | 2008-10-18 06:50 | FC東京バレーボール
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